Epiphone Supernova補完計画
一見、何の変わりもない、愛機・Epiphone Supernova。
しかし、この度、大幅な改修を行ったのだ。
ヤフオクで何年も前に33,000円で購入したこのSupernova。
音が気に入らなかったので、ピックアップだけオリジナルのハムバッカーからSeymour Duncan SPH-90に交換していた。
その後は、このギターを用いて、エフェクト・ペダル類を購入しては試し、また購入しては、不要になったものを売ってと、エフェクト・ボードの方はだいぶ充実してきた。
しかし、ネットなどで情報収集すると、「Epiphoneのギターはサーキット周りがいい加減」だの、「安いギターはピックアップを変えるより配線材などを変えた方が音が変わる」などの評判を見て、確かにシールド、ペダル、パッチケーブルまで拘って揃えても、ギターのピックアップからの配線がいい加減だったら意味ないのではと思い立ち、いい加減と噂の韓国製Epiphoneの内部サーキットを総取っ替えしてやろうと思い立った。
かねてから、リペア・パーツやビンテージ・コンデンサーなどを取り扱っていて、気になっていた、吉祥寺のROCK INNに行って、パーツを物色。
配線材はクライオ処理されたBELDEN 8503、スイッチとジャックは信頼のスイッチクラフト製、ポットは同じくクライオ処理されたCTSのもの、そして、コンデンサーはムスタング改造のときにも頼んだ定番のビタミンQが思いついたけど、「暖かみのある太いミッド」とかよりは、パリッとシャキッと解像度高く鳴って欲しかったので、敢えてヴィンテージのセラミック・コンデンサーにした。
1つ2,520円なり。(涙)
しかも、Gibsonタイプのギターはマスター・トーンではなく、フロントとリアで独立してトーンがあるから、えーいとばかりに2つ購入。
「コンデンサーで音は変わるか?」という話題はネット上でも絶えないけど、僕は変わると思う。
配線材やポットも変えたので、一概に全てコンデンサーのせいとは言えないけれども、リペアが完成された後日に試奏してみると、明らかにキャラクターが変わっていた。
サウンドハウスなんかでは、フロントのSPH-90については、「太くて甘い」音という感想が多くて、実際に僕もそういった印象だったけど、リペア後は、トーンのメモリ7くらいでもジャキジャキ感があった。
前は、トーン10でも甘くて太かったのだけど。
まあ、これには後日談もあるので、それは後ほど。
吉祥寺ROCK INNは、セミアコのリペアについては、フリーダム・カスタム・ギター・リサーチさんに外注らしいのだけど、ギターと購入する部品を預けてしばらくすると、電話があって、「フリーダムさんによると、BELDENの配線材では細すぎてノイズが混入する可能性があるらしいので、金属で保護されたGibsonなどでも使っているパーツに変えた方がいいとのこと」らしかった。
この配線材が1mで2,100円もするものだったのだけど、結果的によかった。
元のEpiphoneの配線材と比べると一目瞭然。
で、こちらがEpiphoneの元のサーキット周り。
ギターのモツにあたる部分です。
配線材細いですね。
ノイズの影響を受けやすいセミアコなのに。
一方、DCT METAL NET WIREで配線されたSupernovaは・・・、
fホールの隙間から作業しなければならないセミアコらしく、写真も撮りにくいですが、fホールの奥にギラギラとたくましく輝いているのが、DCT METAL NET WIREです。
いかにもノイズに強そう。
で、肝心のEpiphoneの元々のサーキット周りなのですが、結局ポットにいたっては、CTSのに変えるときに、ノブのサイズが合わないからということでノブも交換しなければならなかった一品。
どこにもなにも書いてなくて、韓国製のノンブランドのものと思われる。
Gibsonとか刻印してあって、パーツの供給くらいして欲しいものだが、Epiphoneと刻印があったのは、スイッチのみ。
他は、韓国製の一般ギターに使われている粗悪品レベルと思われる。
で、何より驚いたのが、
これ、安いマイラ・コンデンサーらしきものが付いているけど、容量が0.047μF。
これって、シングル用で一般的なコンデンサーの容量ではないですか?
もちろんEpiphone Supernovaに元々付いていたのはハムバッカー。
てっきり0.022μFが付いているものだと思っていたよ。
数字が大きい方がハイを削る。
シングル・コイルの方がハイが出過ぎているから、容量の大きいもので要らないハイを削る。
とすれば、0.047μFが付いていたハムバッカーのEpiphone Supernovaはハイを削りすぎていたんじゃないか?
だから、あんな鼻づまりの激しい、ヌケのひとつもない音だったのでは・・・。(゜_゜;)
なんてこった。
韓国製Epiphone、恐るべし。
コンデンサーは容量、相性考えずに付ければいいし、ポットもポットの役割を何とか果たせばいいし、配線材もノイズとかどうでもよくて繋げばいいしという発想。
恐るべし・・・。
とりあえず、今回のリペアを通して、ピックアップも含めてサーキット周りはGibsonクオリティーにも負けないものとなった!!
試奏してみたら、音が変わっているので、プリアンプやギターとセットで音作りを担っている、Mad Professor Forest Green Compressorの設定変更が面倒だったけど、いい感じ。
しばらく、これで弾き倒します!!